冬の大人気スポーツにスノボーがあります。子供から大人まで滑るスノボーですが、そのスノボーの歴史や必要な道具、滑り方などを紹介します。
スノボーの歴史
スノーボードの歴史は1960年代まで遡ることができます。
- スノーボードの源流とされているのは、1965年にアメリカのエンジニアであるシャーマン・ポップンが製作した「スノウサーファー」で、これは彼が娘たちのためにつくったものでした。
スノウサーファーは、スキーやスケートボードに近いスポーツとして、雪の上で滑る新しい楽しみ方を伝えました。
- 1977年には、ジェイク・バートン・カーペンターがバートン・スノーボードを設立。バートンは初期のスノーボード開発における重要な人物となり、スノーボードのデザインや機能を飛躍的に向上させました。
- 1980年代にはスノーボードが大流行し、その後はスポーツとしての地位を確立。1998年の長野オリンピックでは公式種目として採用されました。
このようにスノーボードは、サーフィンとスキーの要素を組み合わせた新たなウィンタースポーツとして進化してきました。
当初は一部の冒険家だけのスポーツでしたが、技術の向上と共に広く楽しまれるようになり、現在ではオリンピック競技としても認められています。
また最初のスノーボードの形は、スキー2枚を合わせたような単純な形状で、手綱がついていました。新雪でサーフィンするための道具として考案されました。
その後の改良で、より滑りやすく、操作がしやすい現在の形になりました。
スタイル
初心者向けの滑り方
スノーボードの初心者が学ぶべき基本的な滑り方について説明します。
- 基本スタンス: スノーボードにしっかりと固定された足で立ち、膝を軽く曲げて自分の重心をボードの中心に持ってきます。肩とボードが平行になるように注意します。
- 体の傾き: 足首や膝を使って、体を左右どちらかに微妙に傾けてみます。これによりボードのエッジが雪面に切り込み、方向を変えることができます。
- 旋回: スノーボードを横にスライドさせながら、身体を滑りたい方向に傾けることで、ボードを滑らせつつ旋回することができます。
- ストップ: ストップするためには、ボードを山の斜面に対して横向きにし、ボードのエッジを雪面に深く刺すようにします。片方のエッジを使ってボードを立てて滑る「サイドスリップ」も初心者にとっては重要なスキルです。
- フォールライン: 斜面を最も速く直進するラインを「フォールライン」といい、これを意識して滑ることも重要です。斜面上で安全に、そして効率よく移動するためには、自分の位置とフォールラインを常に意識することが大切です。
これらの基本をマスターしたら、ステップバイステップで技術を上達させていくことができます。
滑るときは常に安全を考慮に入れ、必要な保護具を装着し、コントロールのきかないスピードにはならないように注意してください。
滑り方を習得するためのコツ
スノーボードをマスターするためのコツをいくつか紹介します。
- バランスを保つ: スノーボードを滑る際に必要なバランスを養うため、ストレッチングやエクササイズで体幹を鍛えましょう。できるだけ多くの時間をボード上で過ごすことで、バランス感覚も自然と身につきます。
- 正しい基本姿勢: 身体を前方に傾けるのではなく、板の中心に重心を置いてボードをコントロールします。肩とボードが平行になるようにしましょう。
- パラレルに滑る: 初心者はしばしば平行に滑るのが難しいと感じますが、カービング(エッジの力で曲がる)を習得することは重要です。縦に滑るよりもパラレルに滑った方が安全で早く、また楽しみも増します。
- 一度に一つずつ学ぶ: 一度に多くのことを学ぼうとせず、まずは基本的な技術から始めます。その後、ステップバイステップで新たなテクニックや動きを追加していきます。
- 安全な練習: 自分だけでなく他人に対しても安全であることが最も重要です。初心者は通常、他のスキーヤーやスノーボーダーから離れて安全に練習できるエリアで滑ることが推奨されます。
- エッジ使用の理解: 転倒を防ぐためには、どのようにボードのエッジを使用するか理解することが重要です。エッジはボードを旋回させたり、止まったりするのに用いられ、滑り方によって前のエッジか後ろのエッジを使用します。
- レッスンを受ける: ある程度自己流で学ぶことが出来ますが、プロのインストラクターから正しいフォームやテクニックを学ぶことで、効率よく上達することが可能です。
これらのコツを覚えて、楽しくスノーボードを滑りましょう!
まとめ
スノボーの簡単な歴史紹介、初心者向けに必要な道具や、道具をレンタルする際の注意点、滑り方のコツを紹介しました。