子供のころ、冬になったら、屋根の下に出来たつららで遊んだ記憶があるかもしれませんが、そんなつららについて疑問に思った事はありませんか?つららの意味やできかた、つららで有名な場所などを説明します。
つらら
つららの由来
つららは、建築物の軒先や岩の壁から垂直に成長する氷の形成物を意味します。これは、屋根などからの水の滴りが凍結して形成される氷の柱です。
滑らかで光沢があるその外見から、「つるつる」という表現が生まれ、「つらら」という名前に発展したとされています。
この名称は、その光沢のある滑らかな外観に由来していると考えられています。
ちなみに、つららは漢字で、’氷柱‘と書きます。
なぜできる?
つららは、冬に特有の自然現象で、次のような過程でできます。
- 温度変化: つららができるためには、周囲の気温が氷点下になることが必要。しかし、それだけではなく、気温の日中の上昇と夜間の低下のサイクルも重要です。
- 水の融解と凍結:日中、太陽の熱によって屋根の雪や氷が溶け始め、水滴となって屋根の縁などから垂れ下がります。その後、夜になって気温が下がると、これらの水滴が凍り、つららが形成されます。
- 連続的な成長: この溶ける・凍るサイクルが繰り返されることで、つららは徐々に長くなります。水滴が垂れ、凍る過程が継続することで、つららは下方向に成長していきます。
つまり、つららは冬の気温の変動によって形成される氷の彫刻のようなもので、その形成には気温、湿度、および水源の存在が影響します。
つららの別名/言い換え
つららは、別名以下のように言い換えができます。
- つらら :氷柱、アイス、氷
- つらら :氷原、分厚い氷、氷山、細氷、霧氷、薄氷、棚氷、せみ氷、流氷、葉氷、結晶、氷霧、氷河、ダイヤモンドダスト、うす氷など
有名な場所
つららが有名な場所は、秩父にある
- 「三十槌の氷柱(みそつちのつらら)」
- 「あしがくぼの氷柱(ひょうちゅう)」
- 「尾ノ内氷柱(おのうちひょうちゅう)」
が有名で、秩父三大氷柱と言われています。
見ごろは、1月中旬から2月中旬です。
この三大氷柱の中で、自然にできる氷柱は三十槌の氷柱のみであり、他の二つ、尾ノ内氷柱とあしがくぼの氷柱は人工的に作られた氷柱です。
ですが、これら人工の氷柱も地形を活かした壮大な造形が特徴です。
秩父の厳しい寒さが作り出す神秘的な景色は、寒さが増すほどに幻想的な美しさを増します。
天候によってその姿や表情が日々変化するため、訪れるたびに異なる美しい光景を楽しむことができるのが特徴です。
英語で表現
つららは英語で
- icicles(アイシクルズ)
と言います。
つららを詳しく英語でこのように表現できます。