手袋の意味や起源・自宅で洗濯できる?匂い消しの方法や英語で表現も。

冬になったら手袋が必需品になりますが、様々な場面で活躍してくれますよね。またほかの場面でも手袋を使う機会があるかと思います。そんな手袋の意味・起源、自宅で洗う方法、匂い消しの方法、英語表現などを説明します。

手袋

手袋の意味

手袋とは、主に手を保護するために用いられる被服品で、手袋は手の形に合わせて作られ、手を寒さ、汚れ、怪我などから守ります。

また、ファッションアイテムや特定の職業での必需品としても使用されています。手袋には防寒用、作業用、医療用、スポーツ用、フォーマルな場面での装飾用など、様々な種類があります。

また、素材やデザインも多岐にわたり、その用途は広範囲に渡ります。

手袋の起源

手袋は古代から人類の生活に存在しており、その起源は紀元前4世紀以前にさかのぼることができます。

例えば、エジプトの有名な若き王の墓からも手袋が見つかっており、古代ギリシアの伝説的な物語にも手袋を身につけた人物が登場します。

初期の手袋は主に革で作られており、繊維を使用するようになるのは後の時代のことです。

中世のヨーロッパでは、手袋が貴族の間で流行しました。長い手袋は女性が着用し、より短いスタイルは男性に人気でした。

また、この時代には手袋を投げることが決闘の挑戦として広まりました。当時の手袋はしばしば豪華な装飾が施され、宝石や金糸の刺繍が特徴的でした。

上流階級の装飾品として手袋が愛用されていました。

日本では、伸縮性のある生地の伝来により手袋が身近なアイテムとなりました。江戸時代末期には軍用の標準装備として採用され、明治時代には産業化が進みました。

この時期に軍用手袋が普及し、「軍手」として知られるようになります。

20世紀に入ると、運転用の手袋やスポーツ用手袋、さらには電子式の発熱手袋など、さまざまな種類の手袋が開発されました。

自宅で洗濯の仕方

手袋が汚れたとき、自宅で洗濯できるかどうかが気になる問題です。手袋の素材によっては自宅での洗濯が可能ですが、洗濯方法は一般的な衣類と異なるため、特別な注意が必要です。

  • 使用するもの:中性洗剤(アクロン、エマール等)、平干しネット
  • 洗う前:手袋の特に汚れた箇所には、中性洗剤を直接塗ります。その後、洗剤のキャップの角を使って、洗剤が汚れに浸透するように軽くたたきます。目立つシミに対しては、酸素系の漂白剤を適用します。ただし、タッチスクリーン操作が可能な手袋の場合、漂白剤の使用は避けるべきです。これは漂白剤が機能を損なう可能性があるためです。
  • 洗濯ネットに入れる
  • 洗う:

洗濯機で洗う場合

  1. 優しい洗いが可能な「手洗いコース」や「ドライコース」を選んで洗います。通常の洗濯コースは手袋を縮めたり、損傷させる恐れがあります。
  2. 柔軟剤は投入口にセットするか、最終すすぎの際に加えます。
  3. ビーズやその他の装飾がある場合、タオルに挟んで水分を取り除きます。洗濯機での脱水は装飾品が取れる可能性があるため避けます。

手洗いの場合

  1. 30度以下のお湯に洗剤を溶かし、量はパッケージの指示に従います。
  2. 手袋を全体的に押し洗いし、特に汚れた指先はつかみ洗いで丁寧に扱います。
  3. 30度以下のお湯ですすぎます。
  4. 洗濯機で最短時間で脱水を行いますが、柔軟剤は最終すすぎで加えます。
  5. 装飾品が付いている手袋は洗濯機での脱水を避け、タオルで水分を取り除きます。
  • 干す:しわをのばし、陰干しします

革(表革)の場合

革製手袋のお手入れには特別な注意が必要です。水洗いは避け、乾いた布やブラシ、革製品用の消しゴムを使用して汚れを落とします。

皮革用クリーナーの使用もおすすめです。

撥水加工されている革手袋は、薄めた中性洗剤を使用し、硬く絞ったタオルで拭き、水で洗剤を取り除き、陰干ししてから革用クリームを塗ります。

スエードの場合

スエード製の手袋には特別なお手入れが必要です。基本的なメンテナンスとして、専用のスエードブラシを使用してブラッシングを行います。

これにより、スエードの質感を維持し、表面の汚れやほこりを効果的に取り除くことができます。

もしスエード手袋に目立つ汚れがある場合、スエード専用のシャンプーを使用して手洗いするのが最適です。

この際、優しく洗い、強く擦りすぎないように注意しましょう

手袋の保管方法

シーズンが終わったら、手袋を次の季節まで正しく保管しましょう。

特に虫食いやカビを防ぐために、防虫剤と乾燥剤を使って保管することが重要です。手袋と防虫剤が直接接触しないように注意してください。

また、高温多湿はカビの発生原因となるため、定期的に収納ケースを開けて風通しをするなどの工夫も必要です。

これにより、手袋を清潔で良い状態に保つことができます。

匂い消しの方法

  1. 風通しの良い場所で干す:
    • 手袋を外に出して、風通しの良い場所で干します。新鮮な空気が自然に匂いを取り除くのに役立ちます。
  2. 重曹を使う:
    • 重曹は自然な消臭剤です。手袋の中に少量の重曹を振り、一晩放置してから振り落とします。
  3. 洗濯:
    • 洗濯表示を確認し、手袋が洗濯可能であれば、中性洗剤と冷水で手洗いします。完全に乾かす前に、しっかりと水分を取り除きます。
  4. 洗濯機を利用:
    • 手袋が洗濯機で洗える素材の場合は、デリケート用洗剤と冷水のコースで洗濯機にかけます。
  5. 消臭スプレーの使用:
    • 消臭スプレーやファブリックフレッシュナーを手袋に軽くスプレーします。ただし、素材によっては適さない場合があるので、小さな部分でテストしてから全体に使用します。
  6. アルコールまたはビネガーで拭く:
    • 素材によっては、薄めたアルコールやビネガーで優しく拭くことで消臭できます。しかし、色落ちの可能性があるので、目立たない部分で試してから行ってください。
  7. 専門のクリーニング:
    • 革製や特殊素材の手袋は専門のクリーニング店に持って行くことをお勧めします。

匂いの原因に応じて、これらの方法のいずれかを試してみてください。また、手袋の素材に適した方法を選ぶことが重要です。

手袋を英語で表現

手袋は英語で、

  • Glove(グラヴス)
  • Mitton(ミトン)

と言います。

Gloveは、指の所が割れている手袋、Mittonは親指の所だけが分かれれいる手袋を指します。

その他の手袋の表現です。

革の手袋は、

  • leather gloves (レザーグラヴス)

ビニール手袋は、

  • latex gloves (ラテックスグラヴス)
  • surgical gloves(サージカルグラヴス)

と言います。

まとめ

手袋は素材によって家庭で洗えるものもあります。洗濯可能かどうかは洗濯表示を確認し、表示がない場合は素材で判断します。

水洗いが適さない素材もあるので、適切なケア方法を採用しましょう。手袋は1~2ヶ月に一度洗濯し、シーズンオフには洗って適切に保管することをおすすめします。

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