雪だるまの起源はいつから?スノーマンとの違いやゆうパックもあり?!作り方も!

雪だるまは冬のシンボルの一つで、街角にある笑顔の雪だるまは心温まる光景です。

大きな雪の玉で作られるこの雪だるまは、子供たちにとって夢中になる遊びの対象です。

この愛らしい雪だるまについて、詳しく説明します!

雪だるまについて

雪だるまとは

そもそも雪だるまとは、二つのサイズの異なる雪の球を積み重ねて作られる雪の彫像です。通常、手足のような部分は作られないことが多いです。

日本では「冬法師」とも呼ばれており、雪だるまの顔は、炭や小石を使って目や眉、鼻、口などが形作られます。

起源

雪だるまの起源については、はっきりとした記録はありませんが、その歴史は非常に古いと考えられています。

雪だるまを作る行為は、雪が降る地域に住む人々にとって自然な遊びであった可能性が高く、このため雪だるまがいつから存在するのかを特定するのは難しいと言われています。

最も古い雪だるまに関する記録の一つは、1483年に描かれたオランダの絵画に見られます。

この絵画には、子供たちが雪だるまを作っている様子が描かれており、少なくともその時代には雪だるまが一般的な冬の遊びであったことを示しています。

日本においても、雪だるまは古くから冬の風物詩として親しまれています。江戸時代の浮世絵にも雪だるまが描かれており、その時代には既に日本の文化の一部として定着していたことがわかります。

雪だるまは、単に遊びの対象であるだけでなく、多くの文化では幸運や豊穣の象徴としても見られています。

例えば、スイスの一部地域では春の訪れを祝う祭りで雪だるまを焼く伝統があります。

総じて、雪だるまは世界中の多くの文化で長い間愛されてきた冬の象徴であり、その起源は古く、広範囲にわたるものです。

スノーマンとの違い

日本の雪だるまも’スノーマン’と言えますが、「日本の雪だるま」と、「海外のスノーマン(snowman)」の違いはいくつかあります。

まず、日本の雪だるまは通常、二つの雪玉を重ねて作られ、上が頭で下が体を表します。

一方で、スノーマンは三つの雪玉を使い、頭、体、足をそれぞれ表現します。

日本の雪だるまの顔は伝統的に炭団を使って作られることが多いですが、スノーマンでは石を使って目を作り、人参を鼻にし、枝を口に見立てることが一般的です。

また雪だるまには手足をつけないことが多いのに対し、スノーマンには枝やホウキを使って手を表現することがあります。

しかし、このような伝統的な違いは徐々に薄れてきており、現在ではバケツを帽子として使ったり、マフラーを巻いたりする雪だるまも多く見られます。

このように、文化の交流により、雪だるまとスノーマンのデザインには多様性が増してきています。

雪だるまをゆうパックで送る?!

雪の少ない地域では、十分な雪を集めて雪だるまを作るのは困難なことがあります。時には、泥が混ざった雪で作られた雪だるまも見られるほど、雪だるまは冬の象徴としての地位を確立しています。

しかし、ただでさえ雪だるまを作ることが難しい上に、雪が多く降る地域への旅行も容易ではありません。

この問題に対処するために登場したのが、「雪だるま宅配サービスです。

1986年、北海道勇払郡早来町(ゆうふつぐん・はやきたちょう)の郵便局によって開始された「雪だるま小包」は、雪だるま型の発泡スチロール製容器に雪を詰めて全国に発送するサービスです。

このユニークな取り組みはすぐに人気を集め、かつては競走馬の牧場で知られていた早来町に新たな名物を生み出しました。

現在では、郵便局だけでなく他の業者もこのような形態で雪だるまを全国に配送しており、主に北海道の雪が利用されています。

実際に勇払郡早来町・郵便局の屋根の上には、かわいい雪だるまがのっています!

雪だるまの作り方

雪だるまを作るのは楽しく、比較的簡単な冬のアクティビティです。以下は基本的な作り方です。

  1. 雪の準備: 適量の雪を集めます。さらさらした雪ではなく、雪が固まりやすい湿った雪が合っています。乾燥した粉雪は固まりにくいため、少し水を加えることで固まりやすくなります。
  2. 基本形の作成:
    • 下の大きな雪球: まず、小さな雪の固まりを作り、地面に転がしながら徐々に大きくします。これが雪だるまの基盤となる部分です。
    • 中間の雪球: より小さな雪球を作り、これを上記の大きな雪球の上に置きます。これが胴体になります。
    • 頭の雪球: 最も小さな雪球を作り、これを二つの雪球の上に置きます。
  3. 装飾の追加:
    • : 炭、小石、ボタンなどで目を作ります。
    • : 人参や木の枝を鼻として使用します。
    • : 小さな石や枝を並べて口を作ります。
    • : 枝を両側に差し込んで腕を作ります。
  4. アクセサリーの追加: マフラーや帽子を追加して、個性を出しましょう。古い洋服の一部を使用することもできます。
  5. 最終チェック: 最後に全体のバランスを確認し、必要に応じて調整します。

日本の雪だるまでも良いですし、海外のスノーマンのような雪だるま、どちらを作っても楽しめること間違いないです。

雪だるまを作るヒント

  1. 「多くの雪が降った後に作成する」: 豪雪地域ではない地域では、雪だるまを作ると泥が混ざり黒くなることがよくあります。雪がたくさん積もった時に雪だるまを作るのが最適です。
  2. 「置き場所を慎重に選ぶ」: 完成した雪だるまは非常に重いため、道路の真ん中や駐車場などに置くと迷惑になることがありますし、交通事故が起こりかねません。設置する場所を事前に考え、迷惑にならないようにしましょう。
  3. 「装飾は簡素に」: スノーマン風の装飾を施した雪だるまも増えていますが、人参やホウキ、バケツなどは雪が溶けた後に残ります。雪だるまの装飾は簡単に片付けられるものを選び、シンプルに保つことが望ましいかもしれません。

まとめ

日本の雪だるまの起源や、スノーマンとの違い、作り方などを紹介しました。

冬の風物詩である雪だるま作りですが、交通事故に会う心配の無い安全な場所を選んで、寒さ対策をしっかりと行い、是非楽しみましょう!

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